第1回
京都やおよろず文学賞
令和 6 年 11 月 9 日(土)
梨木神社での授賞式
ウェブにて発表
「京都と神頼み」「京都と愛」「京都と幕末」「京都と雅」(4 テーマ)
文字数
お題
800 文字以内
【審査員】
円居 挽
ミステリ作家
1983年7月25日生まれ。奈良県出身。2009年に『丸太町ルヴォワール』で単著デビュー。
小説の他にも漫画原作やゲームシナリオを手がける等、媒体やジャンルに縛られない活動をしている。
三宅 香帆
文芸評論家
1994年高知県生まれ。京都大学人間・環境学研究科博士前期課程修了。小説や古典文学やエンタメなど幅広い分野で、批評や解説を手がける。著書『文芸オタクの私が教える バズる文章教室』『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』等多数。
大滝 瓶太
作家
兵庫県淡路市出身。京都大学大学院工学研究科博士後期課程満期退学。『たべるのがおそいvol.6』(書肆侃侃房)にて短編デビュー後、SFマガジン(早川書房)など文芸誌を中心に短編・文芸批評を発表。著書『その謎を解いてはいけない』(実業之日本社)。
【最優秀賞・佳作・入選作品】
2024年11月9日(土)、ことなり京都「京都やおよろず文学賞」授賞式および関連イベントを、皆様の温かいご支援のおかげで無事に開催することができました。
遠方よりご来場いただいた皆様、また日頃よりご声援をいただいている多くの方々に、心より感謝申し上げます。
当日、会場は熱気と関心に包まれ、特別なひとときを皆様と共に過ごすことができましたことを、深く御礼申し上げます。
さて、授賞式では最優秀賞と佳作が発表され、会場には喜びと感動の声が広がりました。
受賞者の皆様には、情熱と創造力あふれる作品をご応募いただき、心よりお礼申し上げます。
ここに栄えある受賞作品をご紹介いたします。
最優秀賞
『 あなたはここにいる 』 箔塔落
佳作
『 ほとりの公園 』 ケムニマキコ
佳作
『 鴨川ラーメン 』 神農
入選
『 無題 』 茜歩
『 帯取池 』 井上雷鳥
『 定家葛 』 伊吹真火
『 一万円 』 いもけんぴ
『 依頼 』 小笠原誠
『 かよいじ 』 織戸久貴
『 日々 』 柑橘 類
『 いまひととき 』 くまたろう
『 Fraternal Affection 』 南都浩哉
『 無題 』 パイデイア51
『 幕末冥海騒乱譚 』 葉月氷菓
『 すべての祈りは京に通ず 』 花園メアリー
『 糺の中心で愛がなんとやら 』 林きつね
『 その男の名は 』 穂の香
『 暮れ残る京 』 明星
『 二の丸庭園の二人 』 矢島らら
『 ふたり、別の月を観ている 』 吉村うにうに
最後になりましたが、授賞式にご来場いただきました皆様、作品をご応募くださった皆様、審査にご協力いただいた審査員の方々、そして開催を支えてくださった梨木神社さまをはじめ、関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。
皆様のご協力なしには、本賞の開催は実現し得ませんでした。
これからも文学と創作を通じた交流を広げ、皆様と共に豊かな文化の場を築いてまいります。今後ともご支援とご注目のほど、よろしくお願い申し上げます。
【授賞式】
『第1回京都やおよろず文学賞』授賞式
日時:11月9日(土) 15:00~開始
会場:梨木神社 拝殿(雨天時 屋内開催)
所在地:〒602-0844 京都府京都市上京区染殿町680
観覧:無料(予約不要)
平安時代から現代にまで至るまで、京都はその豊かな自然と豊富な歴史が織りなす風景によって、 数多くの文学作品の舞台となってきました。
古都京都の風情は、個々の感性に訴えかけ、異なる人生の物語を想像する力を刺激します。
京都特有の文学的背景は、その清潔で幻想的な世界観によって、他にはない独特の魅力を放 っています。
その中心地にある梨木神社は、京都御所に隣接し、文学と学問の神様、三條實萬(つねさむ) 公と條實美(さねとみ)公を祀っています。
これらの神々は、文芸に秀でた存在として知られ、彼らの精神は今なおこの神聖な地に息づいています。
この神聖な地で開催される文学イベントは、新たな創造性を刺激し、次世代の作家たちを育むのに特別な意義があります。
また、「萩の宮」としても知られる梨⽊神社は、京都で最も美しい萩の名所の⼀つです。
秋になると、参道は美しく咲き誇る萩の花に覆われ、訪れる人々に季節の移ろいを感じさせます。
この風景は、文学的なインスピレーションを提供し、文化的な豊かさを象徴しています。
当日は、静かで荘厳な梨木神社の舞台で、京都の歴史と文学が交差する特別な時間を共有しませんか?
文学賞の授賞式だけでなく、参道を彩る美しい萩の花々が、秋の京都の風情を一層引き立ててくれることでしょう。
予約不要・観覧無料ですので、お散歩気分でのご参加も大歓迎です。
梨木神社の静謐な空間と共に、京都が育んできた文学の世界をじっくりと味わうひとときをお楽しみいただければ幸いです。
お友達やご家族とのご来場も大歓迎です。
次世代の作家たちを応援し、京都の文化に触れるこの機会をどうぞお見逃しなく。
皆さまのお越しを心よりお待ちしております。
【お詫び】
文学作品公募の応募要件について 当初「800文字タイトル含む」を設定しておりましたが、規定通りの方やタイトルなし本文のみ800文字の方などご応募作品が混在しており運営側で協議の結果「800文字でタイトル別」の作品も受付させていただくこととなりました。条件変更について十分に周知できず、申し訳ございません。 今後は、皆さまに公平な条件のもとご参加いただけるよう告知と説明を徹底してまいります。引き続きご支援いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
【同時開催イベント】
①トークイベント
作家 大滝 瓶太 × CAVA BOOKS 店主 宮迫 憲彦
テーマ:「今、本に求められていること!」(仮)
日時:11月9日(土) 13:00~14:00
会場:梨木神社 拝殿舞台(雨天時 屋内開催)
観覧:無料(予約不要)
現代の読者がどのような物語を求めているのか、時代の変化に伴い、文学や出版の役割がどのように進化しているのか、そしてこれからの作家がどんな本を書けばいいのかをゲストとお話いただきます。
歴史ある梨木神社を舞台に、豊かな自然に囲まれた空間で、深い対話が繰り広げられます。
※トークテーマは変更になる場合がございます。
宮迫憲彦
1981年岡山県生まれ。一橋大学社会学部卒業。新卒で大手書店に入社し、その後出版社に転職。出版社勤務の傍ら、個人事業として2017年から映画×書店×カフェの複合施設「出町座」にて、本屋「CAVA BOOKS 」を運営。
CAVA BOOKS https://cvbks.jp/
②ことなり京都 文芸同人誌即売会
日時:11月9日(土) 10:00~16:00
会場:梨木神社 (雨天時 開催予定)
入場無料(予約不要)
『第1回京都やおよろず文学賞』の授賞式に合わせ、梨木神社の境内にて「ことなり京都 文芸同人誌即売会」を開催いたします。秋の京都が最も美しく色づくこの季節、萩と紅葉が彩る歴史ある神社の中で、文学を愛する方々が集まる特別な空間をお楽しみください。
この即売会では、さまざまな作家や文芸愛好家による同人誌が一堂に会します。
文学の新しい才能や個性的な作品に出会うことができ、手に取った瞬間から感じる紙の温もりや、手作りの本ならではの魅力が溢れています。
参道を歩きながら、あなただけの特別な本との出会いをお楽しみください。
自然に囲まれた神社でのフリーマーケットは、静寂と情緒あふれる秋の京都の風景と相まって、ゆっくりと本に向き合う贅沢な時間を提供します。
ぜひ、心を豊かにする時間を過ごしにいらしてください。
③キッチンカー
日時:11月9日(土) 10:00~16:00
会場:梨木神社 横(梨木通り)(雨天開催)
入場無料(予約不要)
出店者
cafeTAMA (クレープ・ワッフルデコレーション・ドリンク各種)
ぶらり食堂 (からあげ・みたらし団子)
薫製工房いちなん (カレー・自家製ソーセージ)
おむすび柿の木 (おにぎり)
とよ平 (アゴ肉丼)
「ことなり京都 文芸同人誌即売会」では、文学だけでなく美味しい食も楽しめるよう、キッチンカーも登場します!
神社の境内で萩と紅葉に囲まれた美しい自然の中、ゆったりとした秋の一日をお楽しみいただけます。
④萩のアーチトンネル
場所:梨木神社 境内
入場無料(予約不要)
タイトル:萩のまにまに
※イメージ図
京都の「萩の宮」として名高い梨木神社に、新たなシンボルとなる「萩のアーチトンネル」が誕生します。
500株以上の萩が織りなすこのアーチは、京都の伝統素材である竹を用いて制作され、繊細な萩の花と見事に調和する特別な空間を創り出します。
このプロジェクトは、京都大学の学生や竹の魅力を伝える「長岡銘竹株式会社」、そして「JA京都市」の協力により進行しており、地域の皆さまや観光客に萩の美しさを堪能していただくことを目指しています。
「萩×竹」の組み合わせが自然豊かな梨木神社の魅力をさらに引き立て、訪れる人々に癒しと感動を提供します。
この秋、ぜひ梨木神社で美しい萩のトンネルをお楽しみください。
【 梨木神社】
平安時代から現代に⾄るまで、京都はその豊かな⾃然と豊富な歴史が織りなす⾵景によって、 数多くの⽂学作品の舞台となってきました。
古都京都の⾵情は、個々の感性に訴えかけ、異なる⼈⽣の物語を想像する⼒を刺激します。
京都特有の⽂学的背景は、その清潔で幻想的な世界観によって、他にはない独特の魅⼒を放 っています。
その中⼼地にある梨⽊神社は、京都御所に隣接し、⽂学と学問の神様、三條實萬(つねさむ) 公と條實美(さねとみ)公を祀っています。 これらの神々は、⽂芸に秀でた存在として知られ、彼らの精神は今なおこの神聖な地に息づ いています。
この神聖な地で開催される⽂学イベントは、新たな創造性を刺激し、次世代の作家たちを育 むのに特別な意義があります。
また、「萩の宮」としても知られる梨⽊神社は、京都で最も美しい萩の名所の⼀つです。
秋になると、参道は美しく咲き誇る萩の花に覆われ、訪れる⼈々に季節の移ろいを感じさせ ます。
この⾵景は、⽂学的なインスピレーションを提供し、⽂化的な豊かさを象徴しています。
アクセス
梨木神社
〒602-0844 京都府京都市上京区染殿町680
TEL:075-211-0885
【梨木神社へのアクセス】
▼バスでお越しの方へ
JR京都駅正面口 市バスA2乗り場から、4系統・17系統・205系統で約20分
「府立医大病院前」下車、徒歩約3分
▼電車でお越しの方へ
京都市営地下鉄烏丸線
・「丸太町駅」1番出口から徒歩約20分
・「今出川駅」3番出口から徒歩約20分
京阪電車
・「神宮丸太町駅」1番出口から徒歩約15分
・「出町柳駅」 2番出口から徒歩約15分
▼お車でお越しの方へ
東京・名古屋方面から 名神高速「京都東IC」から約20分
岡山・大阪方面から 名神高速「京都南IC」から約30分
支援・協力
支援:令和6年度上京区まちづくり活動支援対象事業
協力:長岡銘竹 / JA京都市 / 京都大学建築学部有志の皆様