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萩のアーチトンネル

~萩のまにまに~

完成写真

京都の「萩の宮」として知られる梨木神社で、500 株以上の萩のシンボルとなる「萩のアーチトンネ ル」を制作しました。このトンネルは、京都の伝統素材である竹を使って作られ、可憐な萩の花や⼩さな 葉と調和する特別な空間を作り出します。

 

神社仏閣をもっと身近に実行委員会が企画し、京都大学工学部建築学科の有志のメンバーと共に、設計・施工を行いました。また、竹の魅力を伝え続ける「長岡銘竹株式会社」や「JA 京都市」にご協力いただきました。

素材には京都の向日市の放置竹林から伐採した孟宗竹を用いて、竹の有効活用を図っています。トンネルは「萩×竹」を組み合わせて天井部分を波形のデザインとし、季節と共に変化する自然の流れを表現しています。境内と外界をつなぐ位置にあるトンネルを「萩のまにまに」と名付けました。竹の隙間から萩の小花が見え隠れするトンネルによって、自然豊かな梨木神社の魅力に触れ、地域の方々や観光客が神社に訪れるきっかけとなることを目指しています。

【プロジェクトメンバー】

企画監理

藤平 剛久 (神社仏閣をもっと身近に実行委員)

設計監理
猪阪 千映子 (京都大学 工学部 建築学科 B2)
安田 梓紗  (京都大
学 工学部 建築学科 B2)
矢橋 葉名  (京都大
学 工学部 建築学科 B2)
山田 侑吾  (京都大
学 工学部 建築学科 B2)

監修
安田 渓 (京都大学 大学院工学研究科 建築学専攻 助教)
早川 小百合 (京都大学 人と社会の未来研究院 特定助教)

アドバイザー
石田 翔 (京都大学 大学院工学研究科 建築学専攻 M1)

【協力企業】

長岡銘竹株式会社

URL:https://nagaokameichiku.com/

"竹で⼈々を笑顔にしたい" 想いで、竹垣だけではなく 工芸品や新商品の開発、海外での実演やワークショップ など、竹がもつ魅力や可能性を幅広く伝える活動をされ ています。

 

京都市農業協同組合(JA 京都市)

URL:https://ja-kyotocity.or.jp/

地域の農業支援や農作物の流通、農業技術の提供を通じて、 地域の発展と持続可能な農用を推進しています。

【設計趣旨】

○コンセプト

梨木神社の境内に広がる萩の美しさと神聖さをより深く体感できる空間を創出することを目指しています。鳥居の手前には日常的な空間、鳥居の先の厳かな空間がそれぞれ広がっています。この2つの異なる空間をつなぐ架け橋となるような萩のトンネルを設計しました。参拝者は、萩と竹に包まれたトンネルを通り、五感で季節のうつろいを感じながら境内へと導かれます。四季折々の萩が訪れるたびに新しい気づきと静かな喜びをもたらす空間を提供します。

○トンネルの計画・設計

アーチの間隔の変化

鳥居に近づくにつれて、アーチの間隔が広がり、萩と竹のアーチに変化が生まれます。砂利道側ではアーチの密度が高く、神社の入り口としての印象を与えます。一方、鳥居側では密度が低くなり、アーチの存在感が薄れ、萩の美しさが際立ちます。

波型を描く天井

棟材は波型で、ゆらりと左右に振れる柔らかさと、トンネルの奥へ突き抜ける力強さを併せ持っています。水や風のように流れる曲線が人々をトンネルへ誘い、またトンネルの先へと導きます。アーチの間隔が広がるにつれて、曲線も緩やかになり、砂利道側と鳥居側で異なる時間の流れを演出します。

意匠としての竹

萩との調和を目指し、自然素材である竹を使用しました。放置竹林で自分たちの手で伐採した竹を活用し、それぞれの竹の表情の違いが自然素材ならではの魅力となっています。

【「萩のまにまに」の完成】

【寄付金募集】

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